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『卍』(まんじ)は、1928年に雑誌『改造』に発表された谷崎潤一郎の長編小説。 == あらすじ == 園子による氏名不詳の「先生」に対する告白録という形式で話が進む。美術学校に通い始めた園子はそこで徳光光子という女性と知り合う。数日経って、学校では「二人が同性愛の関係にあるのではないか」という悪意に満ちた噂が広まる。当初は根も葉も無い噂に過ぎなかったが、会うたびに二人の親密度は増して行き、遂に園子の夫に知られて夫婦喧嘩に至る。そうした中、光子の妊娠が判明する。光子と婚約していた綿貫栄次郎が園子の前に現れ、光子との関係を強化するために誓約書を作る。かくして、その誓約書が新聞社に知られてしまい、園子と光子との関係は白日の下に晒されてしまうのだった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「卍 (小説)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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